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化粧品と医薬部外品の違いは何?知ってて損しない商品選びのコツと知識

化粧品と医薬部外品
化粧品と医薬部外品って何が違うの?
化粧品と医薬部外品って使い分けが必要なの?

スキンケア商品を購入する際、「医薬部外品は医薬品みたいなもの?効果も高いのかな?」と思って購入している人もいるでしょう。

もしかしたら、商品の効果効能が魅力的で深く考えず医薬部外品を購入している人もいるかもしれません。

実際、私も医薬部外品のことをよく知らなかった頃は使用効果に惹かれ商品を購入していました。

また、使用したあとに肌あれして長期間肌がカサカサになった苦い思い出もあります。

肌がカサカサになると、頬は真っ赤。化粧をしても肌が荒れてるのが分かるので、マスクをして顔を隠して歩きたい衝動に駆られてしまうほど。

一気に肌のダメージを感じてからは新しい商品を使うのも躊躇いますし、使うときはよりいっそう慎重になりました。

いろいろな商品を使用しながら成分の内容をチェックしてきた甲斐があり、今では自分に合わない成分を少しずつ把握できるようになってきました。

「この効果効能、試したい!」と思った場合でも、合わない成分が含まれている商品は購入したいリストから削除。

今では、同一の効能が期待できる、ほかの商品を検討できるようになりました。

ですが、成分を覚えるのは至難の業。すべての成分を覚えるのはとても大変です。

「自分の肌に必要な成分なのか把握するのって難しい」と感じる人も多いでしょう。

心配ありません。ピンポイントで覚えておくと、肌への負担が軽減されやすくなりますよ。

この記事では、化粧品と医薬部外品の違いや選び方など画像を用いて詳しく説明していきます。

今までさほど気にせず商品を購入していた人も必見!

一見難しそうに感じる化粧品や医薬部外品の成分も、成分表示以外の一部分を見るだけで必要最低限のことがわかります。

成分が読めなくても医薬部外品の表示が商品に印字されているかどうかで違いが分かるので、自分に必要なスキンケア商品を選びやすくなり、最適なお肌ケアが実現できます。

「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」の違い

医薬品
  • 医師の処方やドラッグストアで購入できる薬
  • 病気の治療や予防に使用
  • 用法、用量が定められている
  • 人体に対する有効性が一番高い
  • 副作用がある
医薬部外品
  • 医薬品と化粧品の中間に位置する薬
  • ニキビやしわ、口臭などの防止目的として使用
  • 厚生労働省が有効成分の効能を認可している
  • 医薬品より人体に対する作用が緩やか
  • 肌の赤みや白斑など副作用が起こる場合もある
化粧品
  • ドラッグストアやネットで購入できる商品
  • 人の身体を清潔にしたり美化したり健やかに保つためのもの
  • 明確な使用量を規定する義務がないため、メーカー判断になる
  • 人体に対する安全性が一番高い
  • 肌に合わない場合もある

化粧品や医薬部外品、医薬品はいずれも薬機法により医薬品や医薬部外品、化粧品、医療機器などの品質や安全性を確保することを目的とした法律を元に規制されています。

簡単にまとめると、商品はそれぞれ人体への危険度が変わってくるため、法律で処方できる人や使える人、購入できる場所が決まっているということです。

私たちの身体を守るための必要最低限の法律というと、分かりやすくなるでしょう。

医薬品は適切な判断がなければ使用すると危険が伴うこともあるため、医師の処方が必要になるんですね。

初めに、化粧品や医薬部外品と一緒に説明されることが多い医薬品についても少しだけ触れておきましょう。

医薬品は3種類の分類のなかで人体に一番有効ですが、その反面、副作用が一番起こりやすくなっています。

私たちが日常的に使用する化粧品は一番人体への安全性が高く、安心して使い続けられる美容商品です。

化粧品 医薬部外品 医薬品

医薬品より安全で、化粧品より肌への効果が期待できるのが医薬部外品です。

医薬部外品は安全面でも有効性でも中間に位置するため、自身にあった商品を使用することで、ワンランク上の美容ケアを目指しましょう

「化粧品」と「医薬部外品」の違い

化粧品と医薬部外品の大きな違いは、以下の2つです。

  1. 有効成分が規定量配合されているか
  2. 肌の内部のどこまで成分が浸透するか

化粧品と医薬部外品にはざまざまな違いがあるため、分かりやすいように表にまとめました。

化粧品 医薬部外品
有効成分 なし
※配合されていても規定量に達していない
あり
※厚生労働省に認められている効果・効能に有効な成分が規定量配合
肌に浸透する深さ 角層まで 表皮~真皮まで
目的 美化や清潔などの見た目を整える 予防
表記 なし 医薬部外品、薬用
全成分表示 あり なくてもよい
※決まりがない
製品例 スキンケア用品、メイク用品など 制汗剤、入浴剤、歯磨き粉、一部の化粧品など

医薬部外品のなかで、緩やかに肌に浸透し、穏やかな作用で肌の質感や見た目などに効果を与えてくれる化粧品と同じように使用する商品を薬用化粧品といいます。

表をチェックすると、医薬部外品のほうが良さそうに見えるね!

1.「化粧品」と「医薬部外品」は有効成分の配合量が違う

化粧品 医薬部外品
有効成分(規定量) 配合されていない 配合されている

医薬部外品は、商品に有効成分が規定量配合されていることを厚生労働省が認可したものにだけ与えられている表記です。

有効成分が規定量配合されている商品は、「しわを改善できる」や「過剰なメラニン生成抑制」などの効果・効能を謳え、徐々に効果を実感できます。

有効成分が規定量に満たなければ、同様の有効成分が使用されていても厚生労働省の認可は受けられません。また、規定量より多すぎても同様です。

厚生労働省の認可を受けられるためには、規定量が配合されていることが大切です。

そのため、化粧品に同様の成分が配合されていても、規定量より多くても少なくても医薬部外品の表記ができない決まりになっています。

2.「化粧品」と「医薬部外品」は肌の浸透率が違う

浸透するのは角層まで

化粧品と医薬部外品は、肌への成分の浸透率が変わってきます。

化粧品の注意書きには、小さい字で「角層まで」と書かれているのを知ってますか?

「とろりと広がり肌に溶け込む」と表現していても、浸透するのはあくまで皮膚から0.02㎜ほど深いところにある角層までです。

しかし、医薬部外品は角層より深い場所にある表皮や真皮まで浸透していきます。

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「化粧品」と「医薬部外品」の効果の違い

化粧品と医薬部外品の違い

※画像の上部が肌表面

化粧品と医薬部外品を使用したときの違いは、成分が肌に浸透する深さの違いです。

化粧品は、肌から0.02mmの深さの角層まで成分が浸透し、肌の手触りや見た目を整える効果があります。

医薬部外品は、角層のさらに奥深くにある表皮や真皮など、肌内部の細胞にまでじんわりと成分が行き渡ります。

  • 化粧品角層まで
  • 医薬部外品は、角層より下にある表皮や真皮まで
浸透する程度が違うなら、より深く浸透する医薬部外品のほうがよさそう!

化粧品の浸透は角層まで

角層
でも、角層や表皮、真皮ってどこなの?

「お肌がスベスベしてる。カサカサしてる。」と感じられる肌表面のことを角層といいます。

角層を含む約0.2mmの深さまでが表皮。

さらにその先の深いところにあるのが、約1.8mmほどの真皮です。

角層って肌表面のことなのね。でも、角層の0.02mmって言われてもピンとこないよ
花霞さくら
花霞さくら
角層は、ラップの薄さを想像すると分かりやすいですよ。ペラッペラです。
成分の浸透する深さ

腕で実際にチェックしてみると、より深さがわかりやすくなります。

医薬部外品の浸透は表皮にも届く

表皮

角層を含む表皮には、外からの刺激を防いでくれるバリア機能があり、肌の内側の水分を逃がさない働きもしています。

バリア機能がしっかり機能していると紫外線も跳ね返してくれるため、肌のシミやシワを防いでくれます。

花霞さくら
花霞さくら
乾燥肌の人がバリア機能が壊れていると言われるのは、表皮がしっかり整っていないからなんですね。

医薬部外品は表皮より深い真皮まで浸透することもあり

真皮

真皮には、ハリや弾力を維持する重要な働きをするコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などの繊維があります。

コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する線維芽細胞がダメージを受けると、どんどん肌のハリや弾力は低下。

線維芽細胞はバリア機能が低下したり充分な栄養が運ばれなかったりすると影響を受けやすくなり、働きが衰えたり減っていったりします。

花霞さくら
花霞さくら
真皮にまで届く医薬部外品を使うと、線維芽細胞が元気になれる!

「化粧品」と「医薬部部外品」の表示方法をチェック

化粧品 医薬部外品
表示 特になし 医薬部外品、薬用
有効成分 なし 有効成分名と効果・効能
※表示義務はないが、記載指定ある商品も多い
全成分 配合量の多い順に記載する 特に決まりなし
医薬部外品

医薬部外品には、商品のどこかに必ず「医薬部外品」や「薬用」と表示がされています。

また、多くの商品には「有効成分」も表示されています。

有効成分や効果・効能をチェックすると、肌に得られる効果も一目瞭然。

商品選びの手助けになります。

一方、化粧品には特にそうした表示はありません。

化粧品は全成分表示が必須

化粧品には全成分を配合量の多い順に表示する決まりがありますが、医薬部外品には全成分を表示する決まりがありません。

しかし、2006年に定められた日本化粧品工業連合会の自主基準に従いメーカーによっては全成分を表示しているものもみられます。

ただし、必ずしも配合量の多い順に表示されているとは限らないため注意しましょう。

花霞さくら
花霞さくら
成分が下の方に記載されている場合は、ほんのちょびっとしか配合されていない可能性もあります。

○○が配合されている商品と謳われていても、実際はほんのちょびっとだけしか配合されていない!なんてこともあり得るのでチェックしてみましょう。

「化粧品」では謳えない「医薬部外品」の成分の効果と種類

医薬部外品によく使われる有効成分は以下の通り。

医薬部外品の効果 医薬部外品の表示名 成分表示名
しわ レチノール /
ナイアシンアミド、ニコチン酸アミド /
三フッ化イソプロピルオキソプロピルアミノカルボニルピロリジンカルボニルメチルプロピルアミノカルボニルベンゾイルアミノ酢酸Na(ニールワン) /
美白 アルブチン(β-アルブチン)
※ハイドロキノンとグルコースをβ結合
アルブチン
ナイアシンアミド、ニコチン酸アミド /
コウジ酸 /
エラグ酸 /
4-n-ブチルレゾルシノール(ルシノール) /
プラセンタエキス
※豚由来のみ
/
4-メトキシサリチル酸カリウム塩(4MSK) /
カモミラET /
トラネキサム酸 /
トラネキサム酸セシル塩酸塩
※トラネキサム酸をセタノールでエステル結合
/
ビタミンC誘導体

アスコルビン酸 /
リン酸L-アスコルビルマグネシウム リン酸アスコルビルMg
リン酸L-アスコルビルナトリウム アスコルビルリン酸Na
3-0-エチルアスコルビン酸(VCエチル) 3-0-エチルアスコルビン酸
L-アスコルビン酸2-グルコシド
(アスコルビン酸グルコシル)
アスコルビルグルコシド
テトラ2-ヘキシルデカン酸アスコルビルEX(NIKKOL VC-IP EX) テトラヘキシルデカン酸アスコルビル
5,5’-ジプロピルビフェニル-2,2’-ジオール(マグノリグナン) /
リノール酸(リノレックS) リノレックス
アデノシン一リン酸ナトリウム(エナジーシグナル AMP) /
デクスパンテノールW(PCE-DP) /
肌荒れ防止 レチノール /
ピリドキシン HCI /
ビタミンE誘導体 酢酸dl-α-トコフェロール dl-α-トコフェロール酢酸エステル
グリチルリチン酸ジカリウム グリチルチリン酸2K
毛穴・ニキビ対策 フェノールスルホン酸亜鉛 /
グリチルリチン酸ジカリウム グリチルチリン酸2K
メントール /
 カンフル /
イオウ /
 サリチル酸 /
ナイアシンアミド、ニコチン酸アミド /
イソプロピルメチルフェノール /

※よく耳にする有効成分は青文字で表示

商品を購入する際、成分表示をあまりチェックしていない人も、自分が気になる効果が期待できる成分だけでも覚えておくといいでしょう。

ビタミンC誘導体は付けすぎると乾燥を招く恐れもあるので、乾燥肌の人は注意してくださいね。使用量を守って使いましょう。
がついた成分はかさつきを感じやすい

花霞さくら
花霞さくら
  数日間問題なく使えたビタミンC誘導体。「よし!」と思って少なめに使用していた使用量を増やしたら肌は真っ赤。一気にカサカサ肌になった経験があります。あれは辛かった。

「化粧品」と「医薬部外品」の違いを知って安心安全で肌効果を高めよう

医薬部外品は、厚生労働省が安全性や効果を試験し、国が認可した商品です。

同じ成分でも、配合量によっては化粧品になったり医薬部外品になったりします。ときには、医薬品になることもあります。

長く同じ商品を使用していくためには、安全性と効果を試験し、国の認可が降りている医薬部外品の使用が安心です。

しかし、そこまでシワやシミ、美白、ニキビなど肌への改善をする必要がない人もいるでしょう。

肌のシミやシワなどが気になる人は医薬部品を。そこまで肌のシワやシミが気にならない人は化粧品を。

スキンケア商品を使用する場合は、ご自身の肌状態に合わせて化粧品か医薬部外品のどちらを使うか考えてみるとよいでしょう。

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