Webライティングをしていると、どのように書いたら読者に分かりやすく伝えられるか悩むこともあるでしょう。
また、いざWebライティングの練習をしようと思っても、効果的な練習方法が分からないこともあるのではないでしょうか。
私もそうでした。Webライティングを始めた当初はどうすれば読者がストレスなく読める文章が書けるのか分からず、悩む日々。
「一文が長く、読みづらい。一文に同じ言葉が入っていて読んでいても違和感がある」そんなことも当初は気づきませんでした。
ですが、Webライティングの練習を始めてから少しずつ文章が読みやすくなり、今では仕事主さまに褒めてもらえるようになりました。
この記事では、私が実際に試して効果があったWebライティング力を上げられる練習方法をお伝えしていきます。
Webライティング力が上がると、継続案件や単価アップ、ワンランク上のお仕事が得られるようになるチャンスが増えます。
最後まで読んでいただくと、Webライティングの練習方法がわかるだけでなく、仕事の獲得にもよい影響をもたらすことが分かるでしょう。
この記事は2020年12月現在の情報です。
【練習前】Webライティングはわかりやすく書くことが大切
Webライティングは、読者がストレスを感じず読み進められるような文章を書くことが大切です。
「これくらい書かなくてもわかるよね?」と、独自解釈で文章を省略してはいけません。
読みやすい文章の目安は、小学生や中学生が読んでも理解できるような内容です。
誰にでもわかりやすいと感じられるような言葉を選んで、文章を書く練習をしましょう。
結論から先に書くと読者にストレスを与えない
読者が読み進めたいと感じる記事は、検索した答えが初めに書いてある文章です。
通勤や待ち合わせなど、スキマ時間に流し読みすることが多いWeb記事。
無料で読める膨大な量のWeb記事は、本のように初めから終わりまで読んでもらえるとは限りません。
むしろ、読者は「読まない」ことを前提として記事を書くことが大切です。
そのため、Webライティングは読者が知りたい「結論」から書くようにしましょう。
結論から書くと読者がその先も読み進めたくなり、他の記事を検索しにいくことが減っていくでしょう。
Googleの評価もあがりSEOで上位記事を狙える可能性もでてくるので、文章を書くときは結論から書くことをおすすめします。
PREP法を使って文章を書くとわかりやすくなる
Webライティングは、PREP法を使うと簡潔に納得させる文章を分かりやすく書けます。
PREP法とは、以下の順番で書く技法です。
P:結論(Point)
R:理由(Reason)
E:具体例(Example)
P:結論(Point)
Web記事は、読者が読み進めたいと感じる文章を書くことが大切です。そのため、初めに結論から書くと、続きを読んでもらいやすくなります。
たとえば「火傷をしたときの対処法を知りたい」とき、火傷の種類や火傷になる理由より、火傷の対処法を真っ先に知りたいと思いませんか?
急いでいるときほど、読者は結論から知りたいもの。読者が知りたい情報が初めに書かれていないと記事は読まれづらくなくなります。
また、結論を伝えても、理由が不透明では結論内容に信頼性が見いだせません。
読者が納得できるよう、結論に至った理由や具体例もあわせて説明しましょう。
Web記事は、読者の知りたい「P:結論、R:理由、E:具体例、P:結論」の順番で書いてあげると説得力が増し、読みやすくなります。
【実体験つき】Webライティングスキルが上達する練習方法を5つ紹介
- 写経
- 本を読む
- 文章を要約する
- ブログを書く
- 添削してもらう
Webライティングを上達させる方法のなかから、実践して効果があった練習方法を5つ紹介します。
以下、順番に説明していきます。
1.写経してWebライティングの練習をする
写経とは、自分が目指したい文章を書いている人の記事をそのまま丸写しすることです。
Web記事を写経する場合は、画像や装飾までマネして書きましょう。
写経の方法はPCでも手書きでもどちらでも大丈夫ですが、画像や装飾も一緒にマネしたいので、できればPCで行うのがおすすめです。
執筆者が、何を思ってその文章を書いたか考えながら書き写す
無理に何千文字も写経する必要はありません。1日数分でもいいので、執筆者が書いた意図を考えながら写経を続けていくことが大切です。
写経するお手本はWebの記事だけではありません。セールスライティング、Webマガジン、ブログなど、自分が書けるようになりたいと感じる理想の記事を選びましょう。
たとえば、セールスライティングが学びたい人は商品紹介のLP(ランディングページ)を写経すると、読者が買いたい行動を起こす文章が徐々に書けるようになっていきます。
私が所属するオンラインコミュニティ ライター組合では、部活動の一環として1ヶ月限定で写経部が発足されました。
まさに、今みんなで写経部で行っています https://t.co/fekql6KHml
— 花霞 さくら@乾燥肌&便秘症に悩む✩Webライター✩ (@kasumi_saku6) May 25, 2020
2.おすすめの本を読む
Webライティングを上達させるには、本を読むのもおすすめです。
Webライティングの本は数多くありますが、実際に読んで私がタメになったと感じた本を3冊紹介します。
- 沈黙のWebライディング
- 新しい文章力の教室
- 文章だけで月100万円稼ぐ方法
以下、順番に紹介していきます。
1.沈黙のWebライディング
Webサイトで成果を上げるための文章の書き方バイブル『沈黙のWebライディング』。
沈黙のWebライディングはストーリー仕立てになっているため、難しい用語がまだわからないライター初心者にも頭に入りやすい内容になっています。
沈黙のWebライティングのストーリーはWeb版でも読めますが、書籍を購入することをおすすめします。
なぜなら、書籍にはストーリー以外にも章と章の間に特別講義が収録されているからです。
特別講議にはWebライティングに必要な知識「SEOコンテンツを作る鍵」や「USP」「推敲方法」など、ライターとして知っておくといい情報が満載です。
分厚い本だからなのかWeb系の本だからなのか、なかなか本屋にはおいてありません。
本を購入する場合は、確実にGetできるネット購入がオススメです。
2.新しい文章力の教室
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『新しい文章力の教室』は、初心者ライターにおすすめされることが多い書籍です。
最後まで一気に読むとお腹いっぱいになりますが、前半は文章を分かりやすく書くコツが満載なのでぜひ手に取って読んでいただきたい一冊です。
「たり~たり」は2回使う。「こそあど言葉」は極力使わない。など、ライターにとって知っておくべきことから、修飾語や主語と述語の位置関係などまで丁寧に説明されています。
主語と述語の位置をずらすと文章の読みやすさが変わるので、Webライティングの練習をするのにも役立ちます。
時間を置いて読み返すと「なるほど!」と思えることが増えていきました。
3.文章だけで月100万円稼ぐ方法 Kindle版のみ
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『文章だけで100万稼ぐ方法』は、2020年10月に発売されたばかりのKindle版書籍です。
書籍としてはまだまだ新しいですが、初心者ライターにはとても分かりやすく説明されている本です。
Webライターの仕事を一から説明している本で、5万・10万と徐々に報酬を上げていく方法も初心者にも分かりやすく書かれています。
文章の書き方やクラウドソーシングでの提案方法など、ライターの仕事内容や書き方、提案方法まで体系的にわかる一冊です。
2020年12月現在、kindle unlimitedで無料で読めるので、どんな感じの本なのか気になる人はぜひ読んでみてください。
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本を読む一番のメリットは、知識が増えることです。ですが、それだけではありません。
本は、出版前に専門の編集者や校正者のチェックが入っているため、誤字脱字もほとんどなく、読みやすい文章になっています。
一方、Webの記事は文章のプロから駆け出しライターまでありとあらゆる人が書いているため、正しい文法が使われていない場合もあるのが現状です。
ときには、文章がねじれていたり、論理展開ができていなかったりする記事もあります。
本は、正しい日本語が使えるようになるだけでなく、感情豊かで分かりやすい多彩な表現力が身に付けられます。
文章力が鍛えられるだけでなく考える力や語彙力も身につく読書は、Webライティングの練習におすすめです。
手に取って何度も読みたい本もあるので、全て電子書籍とはいきません。
ですが、kindle unlimitedは無料で読める本も多いのでWebライディングの練習には使い勝手がよさそうです。
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3.動画や文章を要約するとWebライターのスキルアップに繋がる
参考:10倍速く書ける超スピード術
読んだ本や動画など、自分なりに要約するとまとめる力がつきやすくなります。
まとめることで文章の重要部分はどこなのかを考えるようになり、書き手の意図を汲む練習にもなります。
時間をおいてから見返しても分かるようにじっくり考えてまとめるため、頭にも入りやすくなり一石二鳥です。
ここ数日、ライ組講座の議事録作成のため、ひたすら同じ動画を視聴
ドキドキしながら納品した議事録の添削も無事終了
議事録作成に応募した理由
・記事のまとめの練習がしたかった
・添削してもらえる応募するまでは悩みましたが、やっぱり応募してよかった
よい機会をいただき、感謝です✨ https://t.co/1rtNS9BKtU
— 花霞 さくら@乾燥肌&便秘症に悩む✩Webライター✩ (@kasumi_saku6) November 24, 2020
まとめるには、自分が内容を理解していないと議事録を読んだ人にも分かりづらくなってしまいます。
ゴウ先生が話すことを動画を観ながら理解し、やっと書き上げた議事録。とても勉強になりました。
4.ブログで練習してアウトプットするとWebライティングスキルが上達する
Webライティングの練習をするには、インプットするだけでは身につきません。アウトプットしてこそ、ライティングの練習になります。
ライターは案件がとれなければ、アウトプットする機会が得られないと考える人もいるかもしれません。
しかし、記事を納品するだけがアウトプットの場ではなく、noteやブログでもアウトプットできます。
WordPressへの直接入稿ができると単価アップにも繋がりますので、アウトプットする場合はnoteよりブログがおすすめです。
また、ブログはライティングした記事がドメインの力抜きでGoogleにどのように評価されているか確認できるのもメリットの一つです。
2020年2月から運用を始めたブログで、検索順位2位がとれるようになりました。他の記事では、報酬も発生しています。
報酬が発生すると言うことは、読者が興味を引く文章が書けるようになってきたと言うこと。
ブログはWebライティングの練習だけでなく、読者に刺さる文章が書けるようになったかどうかの見極めもできるツールです。
クライアントさまが求めるライターは、文章が書けることだけではありません。
たとえば、依頼された記事の最終地点はページビューを狙いたいのか、記事を読んだ先の成約まで繋げたいのかにより文章の書き方は変わってきます。
クライアントさまが求める記事が書けるよう、ブログで練習してアウトプットしていきましょう。
5.添削してもらうとWebライターのスキルアップに繋がる
Webライティングを練習して力を付けたいならば、自分の書いた記事を他の人に添削してもらいましょう。
Webライティングは、一人で練習していてもスキルが向上しているか分からないこともあります。
ですが、他の人に記事を添削してもらうと自分のできていない部分や直した方がいいクセなどが明確になり、スキルアップが図れます。
ライター組合
記事を添削して欲しい人と添削の練習がしたい人、双方の勉強になる企画が発案されたため添削希望として応募しました。
なかなか添削してもらえる機会がなかったので、こうした添削がしてもらえる企画はありがたいもの。
画像はライター組合に所属している人が添削してくださった内容の一部です。
匿名なので添削者は分かりませんが、添削後にリライトした結果、2020年12月現在、検索2位を死守しています。
初回添削後より内容を変更している部分もありますが、添削していただいたことがきっかけで上位にランクアップしたことは間違いありません。
ライター組合では、毎月1~2回添削講座も設けられています。
他の人が書いた記事を添削しているのを視聴するだけでもとても勉強になり、添削のすごさを実感しています。
Writing Hacks
Writing Hacksの買い切り教材を購入した際にも、3回分の添削を受けました。
よいところはよいと褒めていただき、直した方がいいところは都度コメントがいただけます。
3回目の添削を終え、沖さんからの所感は以下です。
添削内容を確認し、すぐに直せる部分は修正済。まだリライトが完璧にはできていませんが、添削後に順位が上がっている記事もあります。
長文になりやすい部分をどのように取捨選択するか、目安が少しずつ分かるようになってきました。
▼ライターの基礎からスキルアップまで目指せるWriting Hacks。他の添削や講座内容が気になる人はこちらの記事を参考にしてください。
ココナラ
添削してもらえる機会がなかなか得られない場合は、ココナラを利用してみるとよいでしょう。
ココナラの添削価格は、1,000円ほどのものから1万円ほどまで、千差万別。
有名ライターさんが添削募集していることもあるので、添削してもらう機会がない人はココナラで添削募集を探してみるといいかもしれません。
2020年12月現在は休止していますが、ライ組のゴウ先生も一時期ココナラで添削を1件1,000円で受注していました。
\ココナラで添削を探したい場合はこちらをクリック/
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添削をしてもらうと、自分だけでは分からなかった直すべき癖や言い回しなどが明確になります。
スキルを上げるのに役立つ添削を受けるとライティングの練習にも変化が起き、今後のスキルアップにも繋がります。
Webライティング力を上げるには3つのことに注意して練習する
Webライティングをするとき、ただ文字を書くだけでなく、書き方に意識を集中して練習するとライティング力が上がっていきます。
同じ語尾を2回続けたら3回目は変える話はよく耳にしますが、それ以外にも注意することはたくさんあります。
Webライティングをするとき、語尾以外にも以下の点に注意して練習してみましょう。
- 一文の文字数と一文一意に注意する
- 主語と述語の位置に注意する
- 修飾語の使いすぎに注意する
順番に説明していきます。
1.一文の文字数と一文一意に注意する
Webライティングをする場合、一文を40文字から50文字、多くても60文字以内に留めましょう。一文一意にすることも忘れてはいけません。
一文が長くなりすぎると、文章がねじれていたり主語と述語の関係が正しく書けていなかったりする場合があります。
すると「結局何が言いたいの?」と、分からない内容になってしまうことがあります。
また、一文には一つの意味だけを入れて文章を書きましょう。
Webライティングの練習をする場合は、一文の文字数と一文一義に注意して書いていきましょう。
2.主語と述語の位置に注意して書く
Webライティングをする場合、一文の文字数が長くなりすぎると主語と述語の位置によっては分かりづらい文章になる場合があります。
1文が長い場合は、主語を述語の近くに移動すると分かりやすい文章になります。
Webライディングの練習をするときは、主語と述語の位置を気にしながら書くだけでも文章の読みやすさが変わってくるので試してみてください。
3.修飾語は使いすぎない
小説を書くときは、人の心情や情景が分かりやすくなるように修飾語が多く使われています。
しかし、Webライティングでは多すぎる修飾語は文章を分かりづらくしてしまうことがあります。
Webライティングの練習をしているとき、一文が長すぎて読みづらい場合は削れる修飾語がないか探してみましょう。
修飾語がなくても意味が通じるならば、思い切って修飾語を削ると一気に読みやすい文章になります。
Webライティングを練習するとライタースキルがあがる
Webライディングの練習をしたいけれど、練習方法が分からなかったり本当にスキルが上がるか気になったりする人もいるでしょう。
私も、ブログを立ち上げたばかりの頃は読みづらい文章を書いていました。
しかし、Webライティングの練習を始めてから少しずつ変化してきた私の文章。
Writing Hacksの添削では、文章の読みやすさについて高評価をいただけました。
Webライティングの練習をして文章が読みやすくなっていくと、ライタースキルもアップ。
すると、クライアントさまに満足いただけるだけでなく、継続案件がもらえたり単価アップが狙えたりするようになります。
私も、仕事主さまから記事について、お褒めの言葉や感謝の言葉もいただけるようになりました。
クライアントさまから評価を得られたことで、継続案件だけでなく構成から依頼いただけるようになりました。
もちろん、私よりずっと文章が上手な人はたくさんいます。Webライティングの練習も、もっと色々な方法があるかもしれません。
ですが、一文の長さ以外にも文章が読みづらくて悩んでいる人やライタースキルを上げたい人は、ぜひ一度この記事で紹介した方法を試してみてください。
自身でも、ブログ開設時より文章が上達したと分かるほどにはスキルアップしています。
Webライティングの練習をしていくと、ライタースキルがあがるだけでなく継続案件や単価アップなど今後の仕事にもよい影響をもたらしてくれるでしょう。