など、何気なく使っているトリートメントの使用量を疑問に感じることはありませんか?
また、適正な使用量を知りたいと思う人もいるでしょう。
特に減りが早いトリートメントは、1ヶ月ほどで500mlのポンプ式のボトル1本を消費してしまいます。
美容院専売品のトリートメントを4年間使用して効果が実感できたのは嬉しいけれど、かなり消費スピードが早いのが悩みの種でした。
そこで、この記事では
- トリートメントの1回の適正な使用量がわかる
- トリートメントの効果的な使い方がわかる
- ちょっと高めの美容院専売品のトリートメントも、懐に優しく使えるようになる
など、本来のトリートメントの適正な使用量と使い方を紹介します。
トリートメントの使用量や効果的な使い方を知ると、定期的な支出を抑えられるだけでなく本来の使用目的の髪質の変化を、より感じられるようになります。
トリートメントの使用量を適量にするとコスパがよくなるだけでなく、髪ケアできるほかの商品にお金を回せちゃいます。
トリートメントは1回の使用量を増やすと美髪から遠ざかる原因になる
トリートメントをつけすぎると、使用量が増えるだけでなく髪がベタついたりブローしても上手くセットできなかったりします。
なぜなら、トリートメント成分には油分やアミノ酸、毛髪保護タンパク質が含まれているからです。
トリートメントの効果は主に3つ。
- スカスカだった髪の内部に成分を浸透させ髪を修復する
- キューティクルを補正し、髪1本1本ケアしていく
- 内側からケアすることで髪が健康を取り戻す
髪を外側からだけでなく内側からもケアしていき、髪を健康へと導き質感や手触りを変化させていきます。
トリートメントを使うことは美髪への第一歩になりますが、1回のトリートメントの使用量を増やしても必要以上に成分が浸透することはありません。
ときには、トリートメントに含まれる油分が美髪を遠ざける要因になる場合もあります。
トリートメントのつけすぎは消費量が増えるだけでなく、髪がベタつき見ためのボリュームダウンにも繋がります。
また、空気中を舞っているチリやホコリなどが髪に吸着しやすくなるデメリットも。
ブローの妨げになりスタイルが決まらないなんてことにならないよう、1回の使用量を覚えて効果的に使っていくのがおすすめです。
トリートメント1回の適正な使用量は500円玉が目安
トリートメントは髪の長さや量によって1回の適正な使用量が異なります。
内容量によって容器が変わるトリートメントにはボトル式とポンプ式があります。
また、容器を傾けて使用するトリートメントは、使用する人により手のひらに出す量が異なります。
そのため、どちらの容器を利用しても使用量がわかりやすいよう、500円玉を目安にすると覚えやすくなります。
メーカーにより容器は異なりますが、ポンプ1プッシュ分の量にさほど差はありません。おおよそで覚えておくとよいでしょう。
髪の長さ | 適正量 | |
ポンプ | 500円玉 (3~5g) |
|
ショート ミディアム *鎖骨の上 |
1プッシュ | 1枚分 |
ロング *鎖骨より下 |
2プッシュ | 2枚分 |
指通りがよくなり髪の質感が変わるトリートメントは、一見、使用量を増やすほど髪質改善に効果があると錯覚しがちです。
しかし、実際には使用量を増やしても修復効果が高まるわけではありません。
適正量以上にトリートメントを使用して懐を痛めるより、髪に最適な使用量と効果的な使い方を覚えてトリートメントを長持ちさせましょう。
悩みの種だった減りの速さに、終止符が打てます。
トリートメントで美髪効果をupさせる6つの方法
トリートメントの使用量を知るだけでなく、効果的に使うことで髪はより美髪へと近づけます。
いつもの手順にほんの少しプラスして継続していくと効果を感じられるので、1度試してみるとよいでしょう。
プラスしたい方法は以下の6つです。
- トリートメントをつける前に髪の水分を減らす
- トリートメントの1回の最適な使用量は1~2プッシュ
- トリートメントは手のひらで広げてから髪につける
- 目の粗いコームでトリートメントを髪全体に均等にのばす
- トリートメントを5分~10分ほど髪になじませる
- 成分が浸透したトリートメントはしっかりと洗い流す
ここからは、効果upの6つの方法を順番に説明していきます。
1.トリートメントをつける前に髪の水分を減らす
シャンプーが終わったあと、トリートメントをつける前に髪を絞り水分を取ります。
そのとき、力を入れすぎると摩擦でキューティクルがはがれ、髪が傷みやすくなります。
なぜなら、髪が濡れていると柔らかくなった髪はいつも以上に繊細になるからです。
また、水分量が多いままだとトリートメント成分が浸透しづらくなったり薄まったりして効果が半減してしまいます。
適度な力加減で髪の水分を取り除き、トリートメントをつけていきましょう。
タオルで軽く水分を拭き取るのもおすすめです。
2.トリートメント1回の最適な使用量は1~2プッシュ
トリートメントは髪の長さや量により使用量が異なります。
ショートやボブならポンプ1プッシュ、ロングなら2プッシュを目安にして使用しましょう。
ボトルから直接出すタイプの場合は、ボブやショートなら500円玉1枚分、ロングなら2枚分が目安です。
適正量を使うと500mlの容量で、3~4ヶ月ほど使用できます。
ただし、使用量が足りないと髪がパサつき、ボリュームがでてしまいます。
使用量はあくまで目安なので、冬の髪がパサつく時期はもう少しトリートメントを増やしてみるのもよいでしょう。
髪に最適な量を使うことで、髪のボリュームも落ち着きます。
髪がパサつく冬の間はトリートメントの種類をしっとりタイプに変えると、コスパが悪くならずに使用できます。
3.トリートメントは手のひらで広げてから髪につける
トリートメントを手のひらに広げ、髪の長さの耳あたりから毛先に向かって優しくつけましょう。
髪の修復機能があるトリートメントを頭頂部からつけたくなりますが、それはアウトです。
トリートメントを頭皮や根元につけると毛穴詰まりの原因になります。毛穴が詰まると臭いや痒みなどを誘発することもあるのです。
本来、トリートメントの粒子は毛穴より大きく、詰まることはありません。
しかし、頭皮にぎゅっと押しつけたりすると詰まりの原因になることもあります。
修復を願うはずのトリートメントで、髪の臭いや痒みなどを誘発して美髪から遠ざかってしまっては本末転倒です。
髪は毛先に向かうほど栄養が行き渡りづらくなります。
そのため、頭頂部より毛先にトリートメントをつけて栄養を補給してあげることが大切です。
トリートメントの効果を最大限に生かすためには、耳のあたりから毛先に向けて丁寧にトリートメントをつけていきましょう。
つけたあとは、毛先をきゅっきゅと軽く揉むとトリートメントが浸透しやすくなります。
4.目の粗いコームでトリートメントを髪全体に均等にのばす
トリートメントを揉み込んだあとは、目の粗いコームでトリートメントを髪全体にのばします。
- トリートメントが髪1本1本に広がり、成分が浸透しやすくなる
- コームでとかすことでうろこ状のキューティクルが整い、効果が高まる
ただし、濡れた髪はダメージを受けやすいため、コームを使用する場合は無理にとかさず数回程度に留めましょう。
また、髪に垂直になるようにコームを立てて髪をとかすことが大切です。
髪の状態をみつつ使用していきましょう。
5.トリートメントを5分~10分ほど髪になじませる
トリートメントの成分をしっかり髪に浸透させるためには、すぐに洗い流さず5分ほど置くのがおすすめです。
より浸透率が上がるよう温パックも一緒にしてあげるとよいでしょう。
- タオルをお湯で濡らし、しっかり絞る
- 温タオルで髪を包む
- 5分ほど待つ
温パックは、キューティクルが開いて成分が浸透しやすくなります。
トリートメントをつけたまま5分置くだけよりも成分がしっかり髪の内部に浸透し、質感や手触りのいい美髪に近づいていけます。
6.成分が浸透したトリートメントはしっかりと洗い流す
成分を浸透させたトリートメントは、しっかりと洗い流すことが大切です。
トリートメントの役割として、髪に保護膜を張り手触りをよくしてくれる効果があります。
ですが、トリートメントをしっかりと洗い流すと、保護膜が流れて手触りが半減してしなわないか心配になることもあるでしょう。
しかし、トリートメントはリンスやコンディショナーとは違い、髪の内部に成分を浸透させ、髪に栄養を与えてくれます。
さらに、洗い残しがあると髪がべたつく原因にもなります。
トリートメントは、髪の外側の手触りだけでなく内部からも補修してくれるので問題ありません。
しっかり洗い流してケアしていきましょう。
トリートメント・リンス・コンディショナーの効果の違い
トリートメントは、髪の内側に成分を浸透させつつ外側もつるんとした手触りになるよう成分配合がされています。
しかし、トリートメント以外にリンスやコンディショナーという言葉を耳にすることもあるでしょう。
シャンプーだけでは絡みやすい髪を滑らかな質感にするため
- リンス
- コンディショナー
- トリートメント
と、似た成分が配合された商品が販売されています。
一見似た内容ですが、髪を修復してくれる効果が高いのはトリートメントだけです。
種類 | リンス | コンディショナー | トリートメント |
特徴 |
|
|
|
修復効果 | × | × | ○ |
※左にスクロールできます
とはいえ、3つの商品には明確な定義がなく、メーカー間で統一されていません。
使用する場合は、表示説明を読んで特徴を確認しましょう。
まとめ:トリートメント1回の適正使用量は髪の長さによって使い分けよう
髪の長さや量によって使用量が変わるトリートメントは、ショートやボブは500円玉1枚分。ロングは500円玉2枚分が適正量です。
冬の乾燥が進む時期は、パサつきやすい髪を落ち着かせるために使用量をもう少し増やしても問題ありません。
しかし、髪の修復を助けてくれるトリートメント効果を早く実感したいからと使用量を多くしても効果は高まりません。
それどころか、美髪から遠ざかる要因になることもあります。
トリートメントの1回の使用量を知ると、美容院専売品のトリートメントも長期間使えるようになり、懐にも髪にも優しくなります。
実際に、私は美容院専売品のトリートメントの使用量を1回3プッシュに変更。さらに、1Lパックの詰め替え用を購入するようになりました。
ほぼ毎月500gのトリートメントを購入していましたが、1回の使用量を減らしつつ1Lの詰め替え用に変えたことで、かなりの支出が抑えられるようになりました。
抑えられた金額は、約2万円分。
※5,700円×5ヶ月=28,500円(500gを5ヶ月購入)
28,500円ー8,600円=19,900円
髪を乾かすときのドライヤー。電気屋で購入した5,000円ほどのドライヤーは髪がパサつき、ふくらみが酷かった!
それからは、必ず美容院でおすすめのドライヤーを購入しています。
ドライヤー3代目やっとGET
ドライヤーが故障するたび、断線を自分で直せたら~って思います pic.twitter.com/vLD0MMrN5X— 花霞 さくら (@kasumi_saku6) May 17, 2019
1台目:レプロナイザー ヘアビューザー/確認中
2台目:クレイツイオン エレメアドライ/18,800円
3台目:クレイツイオンドライヤー/24,200円
CREATE ION(クレイツイオン)製品愛用中♥
コテとアイロンは娘が使用
私はもっぱらドライヤー専門クレイツのドライヤーにして良かったこと
・乾くのが早い
・乾かしたあとのパサつき度が違うなんと言っても、この2点が素晴らしい
市販のドライヤー使ったときと全然違いました✩ pic.twitter.com/Ez6JuXadZy
— 花霞 さくら (@kasumi_saku6) June 20, 2020
左:エレメアカール32mm/13,200円
中央:アフロート エスペシャルストレートⅡ/10,978円
右:クレイツイオンドライヤー/24,200円
この機会に、毎日の生活に欠かせないトリートメントの使用量を1度確認して美髪ケア商品を追加してみてはいかがでしょう。
- ショートやボブ:500円玉1枚分。ポンプ1プッシュ
- ロング:500円玉2枚分。ポンプ2プッシュ
- 冬などの乾燥する時期:プラスして使用してもOK
髪が傷んでボリュームが出やすい人は、私も美容院で勧められてずっと使ってる「オージュア アクアヴィア モイストセラム」がおすすめです。
オージュアシリーズは他にも種類があるので、自分に合う商品がみつかります。